【新譜発売】福田進一『バロック・クロニクルズ II ~異邦人~』配信スタート

※プライスオフは終了いたしました。

自在なギターが現すバロックの魅力「聴く」年代記


マイスターミュージックより、世界的クラシックギター奏者である福田進一の新作が到着。

バロック・クロニクルズ II ~異邦人~

AAC[320kbps]

FLAC[96.0KHz/24bit] FLAC[192.0KHz/24bit] FLAC[384.0KHz/24bit]

DSD[11.2MHz/1bit]

バロック・リュートの大家ヴァイス、その先駆ロイスナー、アーチ・リュートの名手ザンボーニによる撥弦楽器の名作を軸に、バロック音楽のエッセンスを現代のギターで自在に表現する。好評を博した、「聴く年代記『バロック・クロニクルズ』」の続編にあたる最新作。プログラムには、昨年世を去ったギター界の巨匠J.ブリームの名編曲作品も取り入れられており、これについての言葉は本稿後半のライナーノーツでも伺う事が出来ます。

毎回、作品に調和する楽器を選びレコーディングに望む福田進一。今回はフランスの名匠ブーシェ最晩年の名器を使用し、その特徴ある豊かな音を、臨場感溢れるハイ・レゾDXD384が録えました。いにしえのバロックの響きが、如何に現代に現されたかをお楽しみ下さい。

 

アルバムについて   福田 進一


photoⓒ石井孝典

 好評を頂いた前作「バロック・クロニクルズ」の続編は、ドイツ人であるバロック・リュートの大家、シルビウス・レオポルド・ヴァイスの組曲「異邦人」を中心に据え、その前後に活躍したドイツ以外の作曲家=異邦人たちの生み出した音楽を辿る旅となった。

 その中には、ドイツからイギリスに渡り、帰化したヘンデルのように、異国の地で逆の意味での異邦人となった例も出てくる。前作では2曲しか登場しなかった撥弦楽器の音楽を増やし、今回はヴァイスの先駆となったポーランドのロイスナー、イタリアのアーチ・リュートの名手ザンボーニを加え、プログラムの半分を占めることになった。

 また、このアルバムには2020年夏に惜しまれつつ亡くなった巨匠ジュリアン・ブリーム(1933-2020)へのオマージュ的な意味合いを持たせている。マエストロの先見の明と優れた演奏がなければ、私たち後続世代は「ギターで弾くバロック音楽の魅力」に開眼しなかっただろう。ここでは、ブリームによるブクステフーデや、チマローザの名編曲を再考してみた。

 さらに、今回の録音にはフランスの名匠ロベール・ブーシェの最晩年の作品を使用している。ブリームも初期録音のバロック作品集で重厚な音のブーシェ(1964)を使用しているが、今回の楽器は1982年に遺作として製作された実験的な作品のひとつ、最高品質のスプルース表面板とファイン・メープルの横裏板で作られた特別な一本である。

 その特徴ある響きは、マイスター・ミュージックの誇る、一対の超高性能マイクロフォン「エテルナ・ムジカ」によるワンポイント、384kHz/24bit のハイサンプリングで完璧に捉えられている。

 


新譜リリースを記念して、人気カタログプライスオフも開催中!

プライスオフは2021年8月22日(日)で終了いたしました。